宇治のアジサイといえば三室戸寺が有名ですが、それだけではありません。多彩なアジサイの咲く宇治市植物公園や恵心院、西方寺などのアジサイを紹介します。

港町であった伏見を代表する景観である宇治川派流はで、伏見らしい酒蔵や十石舟をバックに咲くアジサイを楽しむことができます。川沿いや橋の上からだけではなく、十石舟からも眺めることができます

京の夏を彩る祇園祭（2020年）は山鉾巡行・宵山行事の中止から規模は大幅に縮小したが、神事を中心に行事は進行している。 しかし「鉾建て」のない四条通はお囃子の擬音だけが空しく流れ、いちまつの侘しさは隠せない。だが粛々とした人々の新型コロナ感染防止への対応力は評価...

やっぱり水辺が似合うアジサイの花は、都心部を貫流する高瀬川沿いでも楽しむことができます。特に五条を下ったところでは、たくさんのアジサイが咲いています。その他、繁華街である四条～五条間にも各所で咲いています

善峯寺は山の斜面を埋め尽くすかのようにアジサイが咲き、京都最大の1万株を誇ります。 京都市内を一望する事もでき、それはそれは絶景です。標高300ｍ付近にあるため、市内より見頃はやや遅めです

柳谷観音楊谷寺や善峯寺で知られる乙訓エリアのアジサイですが、他にも穴場なアジサイの名所があります。大山崎山荘や長岡公園などを紹介します。

宇治より南の南山城エリアには、関西花の寺二十五ヵ所にも選ばれている岩船寺をはじめとするあじさいの名所が点在します。恭仁京跡やけいはんな公園など、知られざるあじさいの名所を紹介します。

100種1万株のアジサイで知られる「丹波あじさい寺」こと丹州観音寺。境内では小国鶏という観賞用の鶏が放し飼いにされており、まるで伊藤若冲の絵画のような景色が楽しめます。他にもガラスに写ったアジサイやわらべ仏など、見所満載です

2,500株のアジサイが境内を彩る綾部市の東光院では、アジサイの開花期に「あじさい風鈴まつり」が催されます。アジサイもさることながら、風鈴がずらっと並ぶ様子はインスタ映え間違いなし。風が吹けば目だけでなく耳でも楽しめます。有名な丹州観音寺からもわずか5kmです

アジサイは寺社や公園だけではなくいろんなところでみられます。中でも市内でも最初に開花する御池通の両側のアジサイは圧巻ですが、「スポンサー花壇」制度によって市民の協力によって維持・管理されています

あまり知られていませんが、真如堂の本堂の奥にはひっそりと紫陽花苑があり、静かにアジサイを楽しむにはぴったりです 手水舎に生けられる花手水にもシーズン中は多彩な色合いのアジサイが使われており、要注目です

観光客が集まるようなところではなく、地元の憩いの場が多い洛中の寺社でも、各所でアジサイを楽しむことができます

4,500株のあじさいが咲く柳谷観音楊谷寺は「あじさい回廊」など他ではない楽しみ方をすることができます。庭園にある手水鉢には四季を通じて美しい花などで彩られる花手水があり、アジサイシーズンは特に有名です。標高300ｍ付近にあるため、市内より見頃はやや遅めです

山深い洛北には、1,000株以上のアジサイが楽しめる三千院など、梅雨終盤でも楽しめるスポットも多くあります。京都市内ではアジサイが散りはじめていても、まだまだ見頃なところがたくさんあるのでご安心を

10,000株のアジサイが境内を埋め尽くすかのように色とりどりのアジサイが咲く三室戸寺は圧巻です。見頃の時期には関西でも唯一というライトアップも開催されます ハート形のアジサイを探すイベントも実は三室戸寺が発祥です

東福寺の塔頭寺院のひとつである天得院は、「桔梗の寺」として開花期のみ特別公開が行われます。光明院では枯山水庭園を桔梗が彩ります。 暑い時期ですが、青紫の爽やかな花色が涼やかさを届けてくれます

石峰寺や宇治市植物公園、浄瑠璃寺、岩船寺など、洛南から南山城にかけての桔梗が美しいスポットを紹介します。

キキョウを図案化した紋は晴明桔梗紋とも言われます。陰陽道で魔除けの呪符として使われる五芒星と同じもので、安倍晴明が紋として使用し、キキョウ自体も魔除けのシンボルとして扱われることもあります

秋の七草のひとつにもあげられ、古くから親しまれてきたキキョウは、源氏物語にも登場します。京都を代表する桔梗の名所である廬山寺では「源氏の庭」に咲くキキョウを楽しむことができます

ちょうど祇園祭にあわせて東本願寺のハスが満開を迎えます。京都駅からもたった7分ですので、京都駅で空き時間ができたときには是非訪ねてみてください。炎天下でなければそのまま祇園祭りのエリアまで歩いていってもそれほど時間はかかりません