紅葉シーズン（例年11/1～12/7）だけ特別公開される厭離庵。普段は非公開のためきれいに庭園はきれいに整備されており、12月に入っても庭園を真っ赤に染め上げる散紅葉を楽しむことができます。

嵯峨野の落柿舎は、紅葉はもちろんのこと、鈴なりになっている柿の実もみどころです。いちおう甘柿ですが食用には適さないとか。

実相院の見どころはなんといっても「床紅葉（ゆかもみじ）」。撮影禁止なので、自分の目で確かめてみましょう。どうすればあんなに床が磨きこまれるのか不思議です。他にも枯山水と池泉庭園の2つの立派な庭が楽しめます

通年拝観が始まり、一気に身近になった仙洞御所。 仙洞御所は紅葉橋や紅葉山があるとおり紅葉が目玉の庭園です。当日参観は狭き門ですが、11時の受付開始を目指して並んででも参観する価値は十分です。

通年拝観が始まり、一気に身近になった京都御所。京都御所の庭園は、常緑樹がメインですが紅葉も楽しむことができます。

上賀茂神社の摂社である大田神社は、規模こそ上賀茂神社に劣りますが、負けないほど真っ赤に染まるモミジで知られます。参道の正面にあるモミジは毎年驚くほど鮮やかに染まります。

見どころはたくさんありますが、特に「渉渓園」と「ならの小川」の紅葉は京都でも屈指です。赤だけではなく、オレンジ・黄色・緑が入り混じった様は、錦繍と呼ぶにふさわしい美しさです.

西賀茂の紅葉名所をまとめて紹介します。正伝寺の他にも観光寺院ではありませんが、いずれも素晴らしい紅葉を楽しめるところがあります。霊源寺と神光院を紹介します。

借景庭園として知られる正伝寺は紅葉の名所でもあります。獅子の子渡しの庭からは、紅葉の向こう側に借景として取り入れられた比叡山を見ることができます。正伝寺でしか楽しめない光景です。

桜ではなく新緑にあわせて特別公開される天龍寺塔頭の宝厳院は、青々とした新緑だけではなく、瑞々しい苔もあいまって緑で覆われます。シャクナゲやシャガなど初夏の花も庭園のあちこちを彩ります

嵐山を代表する観光スポットの天龍寺は、新緑青もみじも見事です。借景庭園として有名な曹源池庭園はもとより、前庭や塔頭も美しい緑で彩られます。

人でたくさんの紅葉シーズンとは異なり、新緑の時期は本来の山村らしい雰囲気を味わうことができ、心も身体もリフレッシュします。鮮やかに輝く新緑と抹茶を振り撒いたような苔とで境内は緑でいっぱいです

大原の三千院は紅葉で知られますが、新緑青もみじも見事です。青々とした苔や、美しく手入れされた杉木立と鮮やかな新緑青もみじが美しいハーモニーを奏でます。

名だたる紅葉名所が連なる東山界隈は新緑の名所でもあります 紅葉シーズンは人でいっぱいの円山公園～ねねの道～産寧坂～清水寺の定番コースも新緑シーズンはそんなに込み合いません。祇園界隈では、桜と同時に芽吹く柳の新緑も必見です

2014年にできるやいなや人気スポットになった将軍塚の青龍殿。京都でもここでしか見られない大展望が魅力です。青々とした新緑の向こう側に京都市街が広がります。

京都市内でも鄙びた雰囲気を残す嵯峨野エリアは、桜が終わると輝く新緑の季節を迎えます。紅葉ばかりに注目が集まりがちですが、もっと新緑の美しさにも目を向けるべきでしょう

嵯峨野で人気の祇王寺は、紅葉シーズンだけでなく新緑青もみじシーズンも素晴らしいです。美しい青々とした苔の庭と、瑞々しい鮮やかな新緑であたりは緑の空間になります。

龍安寺といえば石庭があまりにも有名ですが、新緑青もみじが美しいのは庫裏前や鏡容池です。青々として本当に美しいです。

回遊式庭園の最高峰である桂離宮でも新緑シーズンは桜や紅葉に負けない美しさです。生命が吹き込まれたかのような瑞々しい新緑を味わうことができます

大徳寺では、新緑シーズンにあわせて通常非公開の大徳寺黄梅院や興臨院などが特別公開されます。普段は見られない庭園や寺宝を拝観するチャンスです