清浄を象徴する聖なる花として、仏教で神聖な花として扱われる蓮。花の美しさだけではなく、特有の香りも人々を魅了してきました 朝早くに開花し、昼ごろには元気がなくなってしまう花のため、朝のうちがお勧めです

かつて蓮見の名所だった巨椋池では、多彩な蓮が咲いていました。今も多くの巨椋池発祥の品種を伝えているのが巨椋池です。

夏を彩る花の代表ともいえるハス。「蓮は泥より出でて泥に染まらず」と言われるように清浄の象徴として仏教とも縁が深く、仏像を支える蓮台は、文字どおり蓮の花を模したものです 多くの花は食用と観賞用ではかなり違うのに対して、ハスは食用も鑑賞に値する美しいものであるこ...

京都五山のひとつである東福寺では、京都最大最古として知られる三門前の放生池で蓮の花が咲きます。仏教ゆかりの蓮は、放生池でよく植えられています。

秋の七草として知られる「フジバカマ」。山野ではあまり見かけませんが、京都では「絶滅寸前種」に指定されているのでやむを得ません。しかし、寺社では植えられているのをよく見かけます フジバカマは蝶とセットのことが非常に多く、アサギマダラやツマグロヒョウモンなどが吸...

あまり花で名前があがることがない伏見稲荷大社ですが、秋には藤袴が見られます。啼鳥庵前の庭園では、薄い紫色をした藤袴が咲きます。

寺町通界隈で行われる藤袴祭ですぐお隣の主会場である革堂行願寺に次いで多くの藤袴で彩られるのが下御霊神社です。ちょっとした屋台も出ます。

2019年は10/11（金）～14（月）に開催された、寺町通の「藤袴祭」。二条付近から今出川あたりまでの社寺や道端でたくさんの鉢植えの藤袴が展示され、アサギマダラなどが飛び交います。スタンプラリーや販売会、演奏会なども催される手づくりのイベントです

美しいもの、歴史のあるもの、遠くからやってきたもの。忙しいときほどそれらと向き合う時間は貴重かもしれません。そんな時を過ごすことの出来る場所の一つが下鴨の静かな洋館、京都ギリシアローマ美術館です。

実光院は大原の、三千院と律川をはさんでたつ小さなお寺。とても心がなごむ場所で、夏、秋と何度か訪れています。

京都で市といえば、21日に東寺で開かれる弘法さんや25日に北野天満宮で開かれる天神さんが有名ですが、それだけが京都の“市”ではありません。

京都は多くの物語の舞台でもあります。例えば誰もが知っている「一寸法師」。元になった御伽草子によると、難波に生まれた一寸法師は京へ上り、四条五条のにぎわいに驚き、三条の宰相を訪ねます。

“香り”って不思議です。“香り”で過去の記憶がよみがえったり、癒されたり。精神的な部分と結びついている、そんな“香り”を楽しむ香道を体験してきました。

同じ桜でも、京都の桜は特別な気がするから不思議です。夜桜なら円山公園、遅咲きなら仁和寺、珍しい桜なら平野神社……名所の数は限りないですが、今回は車窓から見つけた桜をご紹介しましょう。

金閣寺や二条城…京都に住んでいると逆に訪ねる機会がないという場所、多いですよね。そんな方にＭＫ観光ドライバーいちおしの観光が“キモノでキョウト”です。ちょっと変身して、旅行者気分で京都観光を楽しんでしまいましょう。

９月という響きはすっかり秋ですが、まだまだ残暑厳しい京都。こんな時期は、紅くなる前の青もみじで秋を意識しつつ、涼を愉しむ「床」はいかがでしょうか？

冬の京都の見所の一つ、雪化粧。寺社仏閣や山並み、嵯峨野や大原などの田園風景などの雪景色はとても美しいものです。桜や紅葉だけではなく、何でも絵になるところがさすが京都。

桜の花はすっかり散ってしまい、青々とした葉がまぶしい季節となりました。今回は今の時期にお花を楽しめる場所をご紹介します。比叡山の西麓に位置する一乗寺の詩仙堂と曼殊院門跡。どちらもお庭が素敵なお寺です。

いまや誰もが知るコトバとなった「町家」ですが、そのこころは京都で長く営まれてきた“職住一致”のライフスタイル。格子や坪庭など様々な特徴は、盆地・京都の風土にあわせて快適に住まいし、仕事とプライベートをうまく営んでいくための工夫なのです。

お寺などで、時々お抹茶を出して頂くことがあります。お茶椀を手にとってごくりと飲むと、開放感と緊張感が同時に身体を通っていくような気がします。