初夏から晩夏までかなり長期間にわたって咲き続ける花、スイレン。日本に自生するヒツジグサはもちろん、明治以降移入されたという温帯性スイレンや熱帯性スイレンなど様々なスイレンが水面を彩ります

天王山の山麓に位置する大山崎山荘は、絵画や陶磁器など様々な収蔵品で知られます。中でも有名なのは、モネの「睡蓮」です。美しい庭園でも睡蓮が楽しめます。

花ではなく葉で庭園に彩りを加える変わり種の植物である半夏生（ハンゲショウ）。実際に葉が花びらの代わりをして虫たちを呼び寄せています 暦で夏至から11日目を指す半夏生の頃に、白く変わった葉が池泉庭園の畔で見頃を迎えます

京都で半夏生と言えば、建仁寺の両足院です。半夏生の時期のみ特別公開される、半夏生が主役という唯一無二のスポットです。

南禅寺の塔頭寺院である天授庵は、紅葉で知られる穴場寺院。実は桔梗も見事です。是非東山散策の際には訪れてみてください。

禅居庵など洛東には多くの桔梗を楽しめるスポットがあります。比較的固まっているので歩いて回ることだってできます。洛東の桔梗おすすめスポットを紹介します。

桔梗はあちこちの神社仏閣で静かに咲いています。まとまって咲いているわけではなくても、なかなか存在感があります。

初夏から梅雨時に向けて一度目のピークを迎え、真夏にいったん見ごろを終え、初秋に二度目のピークを迎える花 紫の濃い花から薄い花、白い花。小さい花から大ぶりな花まで、意外とバラエティに富んでいます

亀岡ゆかりの歴史上の人物と言えば、明智光秀。明智家の家紋が水色桔梗であったことは良く知られています。光秀ゆかりの亀岡には、5万本の桔梗が咲きます。

睡蓮には色とりどりの温帯性スイレンや熱帯性スイレンなどがありますが、日本の庭園にあうのはやっぱり日本に自生するヒツジグサ（未草）でしょう。純白の小ぶりの花が池泉庭園の水面で可憐に咲きます

京都駅前近くにある東本願寺とその飛び地境内である渉成園では、スイレンが咲きます。純白のかわいらしいスイレンが見事です。

龍安寺の鏡容池庭園や広隆寺など、名だたる池泉回遊式庭園にスイレンはつきものです。美しい池の水面で可憐に咲くスイレンを紹介します。

蓮で有名な大覚寺の大沢池では、スイレンも咲きます。蓮よりも長期間咲いており、夏の初めから夏の終わりまでかわいらしい花を楽しめます。

極楽浄土に咲く花とされ、実際に蓮が一面に咲き誇る光景は「浄土」のようです かつて京都にあった巨椋池は蓮の名所として全国的に有名で、巨椋池を発祥とする品種はいまでもたくさん残っています

「花の寺」として、枝垂梅、新緑、シャクナゲ、ツツジ、アジサイ、紅葉と四季を通じて美しい三室戸寺。夏の主役は蓮です。

長弓寺、般若寺など奈良北部にも多くのアジサイの名所があります。比較的まとまっているので、まとめて見に行きやすいです

奈良で最も有名なアジサイスポットといえば、矢田寺でしょう。60品種10,000株のアジサイが谷間を埋め尽くすように咲く光景は圧巻です。種類も多くて楽しめます。

滋賀には10,000株を誇る余呉湖あじさい園や「あじさい寺」として知られる全長寺などの名所があります。湖畔や田園の中など、京都とはまた一味変わった立地のアジサイを楽しむことができます

滋賀を代表するアジサイスポットと言えば、守山市のもりやま芦刈園。日本の50品種、海外の50品種が集まり、まさに「世界のあじさいの殿堂」です。

花で有名な寺社である梅宮大社、法金剛院などはアジサイも見どころ満載です。同じアジサイでも、品種によって見た目もかなり違うので、ゆっくり比べてみるの楽しいでしょう アジサイだけではなく、ハナショウブや蓮も同時に見られるのもうれしいところです