本堂と窓のある客殿は道を隔てて離れた位置にあります。 拝観受付は本堂なので、まず本堂にお参りしてからになります。 門前には推定樹齢300～350年という百日紅（サルスベリ）が堂々と枝を広げていますが、花だけではなく葉も落ちてしまっています。

約250年前に建てられたという本堂です。 右の小さな入り口から入って拝観受付をしてから、正面の玄関より入ります。

拝観料は400円と比較的安めにもかかわらず、お茶まで出てきます。 煎茶発祥の地である宇治田原らしく、おいしい煎茶とちょっとしたお菓子がつきます。

パンフレットは配布されず、ラミネート加工したものを「持ち帰り禁止」で配布されます。 散華が拝観券代わりです。毎月8日、18日、28日限定で叶紐という紐ももらえますが、この日は30日でした。 撮影は控えましたが、真言宗らしい荘厳な内陣の中には50年に一度しか開扉されないという十一面観音が祀られています。前回は1988年だったので、次は2038年です。

毎年7/1～9/18には本堂前で風鈴祭りが開催され、桜の時期には夜桜の特別拝観も行われます。 頭上には天井画があるそうですが、250年を経て風化が進み、判然としません。

お茶席前の庭園もいい感じです。 普通は本尊に背を向ける形でお茶席を作るなんてありえないことですが、それくらい小さなお寺です。

本堂でのお参りをすませ、客殿へと向かいます。 こちらのほうが駐車場から近いので、間違えて先に客殿へ来てしまう方もちらほら。

ハート型の窓は「猪目窓」といいます。 猪の目に似ているからともいいますが、「い」の字に似ている、梵字の「い」に似ているなど諸説あります。猪の目に似ているとはとても思えないのが正直なところです。 他には金戒光明寺西翁院の澱看席などでも採用されているそうですが、非公開なので見たことはありません。

天井画は寝転んでもOKとの掲示が。 寝転んでも良いお寺なんてあまり聞いたことがありません。 寝そべったタヌキもかわいらしいです。ここはあと2ｋｍも進むと信楽という立地です。

今年3月に完成したばかりという真新しい客殿の「則天の間」。 真正面に猪目窓がありますが、先客が数名おり、撮影スポットは交代制です。といってもこれくらいだとすぐに順番は回ってきます。

背景の青々とした緑と、うっすらと赤色づいている真ん中のカエデと、石灯籠。

窓は西向きのため、午後にはこのようにハート型に日が差し込みます。先っちょが少し切れていますが。

前におかれているのは、茶碗と茶杓、茶筅、茶入が置かれています。

ちなみに窓の向こう側はこのとおり。 まだ木々も小さく、年々景色も変わっていくことでしょう。

斜めから見ると、また違った景色が見られます。

時間が経つに連れ、ハート型が整ってきました。

そして天井には160枚の天井画。100人がかりで描いたそうなので、画風にはかなり違いがあります。

寝転んでみました。 写真はカメラを畳に置いて撮影したものです。

そうこうしているうちに、さらに形が整ってきました。 ただし、今の季節だと光が木々に遮られ、きれいなハート型になることはないそうです。

外から猪目窓をみるとこのとおりです。

これは別のときに撮影したものですが、同じ宇治田原町内の5ｋｍほど西には別の正寿院があります。しかもgppglemapではこちらの方が目立ちます。 このときも明らかに間違って来たと思しき車を見かけました。 宇治田原町立川の正寿院ではなく、宇治田原町奥山田の正寿院なのでお間違いなく。

ご予約・お問合せは☎075-757-6212、またはMKタクシーHPで。 MKタクシー's Matomeに関するお問い合わせは、b.kikaku@mk-group.co.jpまで

一般他社より15%お得！ 昼間も深夜早朝も、京都で一番安いのはMKタクシーにおまかせください。 ☎075-778-4141 ※おかけ間違いにご注意ください。 お電話不要、簡単注文「スマホ配車」はこちら