本堂前にあるヤマモモの大きな幹が無残にもぽっきり折れています。双幹とはいえ、大きいほうの幹なので、とても心配です

京都市指定保存樹であり、秀吉お手植えとも伝わる、樹齢400年という古木です。「双幹」「半円状に整った樹形」というのも、私たちが生きている間には到底戻らないでしょう 数百年に一度の被害です

古木だけあって、ご神木として崇拝対象でもありました。この木以外はあまり被害を受けておらず、ピンポイントで強風が吹いたのか、見た目と違ってヤマモモがかなり弱っていたのか

枝垂桜の向かいにある柳も倒れてしまいました。一週間が経過し、色あせつつあります。台風から1週間が経過しましたが、通行に支障のない部分の倒木撤去にまではまだ手が回っていません

たおれた枝は猫の遊び場にもなっているようです 近づいたらすごい目でにらまれちゃいました

法堂と三門の間にあるヒノキが根元から折れています 通天橋のある渓谷は特に被害を受けた様子はなく、秋には見事に紅葉してくれそうです

9/10に何とか再開にこぎつけた植物園ですが、園内あちこちでたくさんの倒木があります。昨年も台風でかなりの被害を受けましたが、それを上回る200本もの倒木が発生しました 1924年の開園以来、自然災害としては最大の被害です。自然被害以外でも、進駐軍の手で多くの木々を伐採されて以来の被害でしょう

真横に倒れたムクゲですが、けなげにも花を咲かせています。一日花なので、倒れる前から咲いていたわけではなく、倒れて一週間以上経過してなおこの日に開花したはずです

早春の草花展などの会場となるところも、強風で折れ曲がっています いまだ全体の1/3くらいは立入禁止のままで、前面復旧は年内いっぱいかかるそうです

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