徳島生まれの移動スーパー「とくし丸」~地域から日本は蘇る
スーパーに買い物に行けない高齢者の家を一軒一軒まわる移動スーパー「とくし丸」。 小さなトラックに詰め込んだ商品は、生鮮食品から生活雑貨まで実に1200点以上。 高齢者と親密な関係を築き上げ、2012年に徳島で誕生し、創業わずか3年で全国22の都府県にサービスが広がっている。 そのユニークな仕組みとは。
Update Date : 2015-12-17 10:17:35
Author : ✎ Kyoto Culture
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美しすぎる「とくし丸」の娘『水口美穂』さん
とくし丸『水口美穂』さん~舟屋で有名な伊根町で出会った
車が着くと高齢者が集まり笑顔と笑い声で一杯になる。 カゴをもらってワイワイいいながら楽しそうに買い物が始まる。 後部には野菜やお菓子。
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舟屋で有名な伊根町で、とくし丸『水口美穂』さんと出会ったので、お話を伺った。 水口さんは2児の母。 とくし丸では、天橋立のさらに向こうにある伊根町を担当している(水・土コース)。 毎日の日課は、宮津市のスーパーで、朝6:30から、3時間ほどかけて荷積みをおこなう。 朝10:00出発し、伊根町の高齢者の家へ向かう。 順次、高齢者の家を巡り帰着は、18:30頃。 それから荷物を下ろし精算し20:30頃帰宅へ。 と結構なハードワークだ。 しかし、 「家族のささえがあるから出来る!」 「仕事は楽しい!」 「お客様が待ってくれている。」 「笑顔に出会えるので。」 と笑顔で元気に頑張っておられた。

とくし丸『水口美穂』さんと出会った舟屋の町「伊根」
伊根港カンジャガハナ灯台付近で出会った。
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流通の素人が発明した画期的な「とくし丸」
この「とくし丸」、運営しているのは、スーパーではない。 運転手は個人事業主(いわばフランチャイズのオーナー、約300万円で販売車購入)で、商品は各地の提携スーパーに供給してもらうというユニークな仕組みが特長だ。 この「とくし丸」事業を創業したのは、『住友達也』さん。 他の移動販売にはない形態であり、「素人だからこそ生まれたのかもしれない」と『住友達也』さんは振り返る。 『住友達也』さんは、1957年徳島県で生まれ国立阿南工業高等専門学校を卒業後、22歳の時にアメリカで暮らす。1981年に帰国し、徳島のタウン情報誌「あわわ」創刊し、年商6億円にも成長させたが、50歳のときにM&Aで譲渡して引退。 しかし、高齢で買い物がままならない「買い物難民」の問題を解決するため、2012年ビジネスの現場に戻り、「とくし丸」事業を始めた。 「まぁ、助かるわぁ。明日来てくれるん? ほな、玉子とレタス持ってきてくれるで」 こんなオバアチャンに遭遇すると、誇張でなく、一気に元気になってしまうと語る住友さん。 全国22の都府県で急拡大中の新サービスだ。2015年内に販売車の台数は100を超え、販売額は合わせて年10億円にも達する。

創業の地「とくし丸本社」がある徳島市
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ビジネスモデル~「既存のスーパーと組む」という発想
とくし丸のビジネスモデルは、 1)まず地元スーパーがとくし丸本部に導入依頼を行う。 2)とくし丸本部は販売パートナー(個人事業主)に研修を行う。  地元スーパーには、一軒一軒高齢者宅を訪ねる販売ルート作りをサポートする。 3)商品は地元スーパーが販売パートナーに提供。  スーパーにとっては車両の導入や人を雇うことなく手軽に導入できるというメリット。  販売パートナーにとっては、仕入れと売れ残りロスの負担から開放され、低予算で個人事業を開業でき、「ありがとう」と言われる楽しい仕事。 リスクを負うことなく買い物に困った人々を救い地域に貢献できるということで、まさに売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」の商売となっている。 既存のスーパーと組むこと、販売パートナーを個人事業主にしたことが、大きな特徴のビジネスモデルだ。
●給与シュミレーション ◆日販6万円(経費を差引いた実質税抜手取り額:約19万円) ◆日販7万円(経費を差引いた実質税抜手取り額:約24万円) ◆日販8万円(経費を差引いた実質税抜手取り額:約28万円) ◆日販9万円(経費を差引いた実質税抜手取り額:約33万円) (経費には車のローン代金などが含まれます
スーパー業界に大異変が始まっている!
ユニーが全国で50店舗の閉鎖を、イトーヨーカ堂が2割の40店舗を閉鎖するという。 マンモスが、餌を求めて行動範囲を拡大し続け、ついに草地を食べ尽くしてしまった様相だ。 そしてついにバタバタと倒れはじめた。 しかし一方で、京都府にある株式会社フクヤ とくし事業部マネージャー『河田哲史』さんは、 「とくし丸事業は店の売り上げに大きく貢献している。」 「とくし丸事業を導入してから基幹店の売り上げは右肩上がりで増加している(7~10%)。」 「とくし丸」がなければ前年割れだった」 と話す。 http://akindonet.exblog.jp/22894480/ このような成果をたたき出す「とくし丸」は、創業わずか3年で全国22の都府県にサービスが広がっている。 東京・新宿でも買い物難民のためにサービスを行っている。 「とくし丸」は、移動スーパーという「インフラ」事業を、2017年には1000台までの大幅な事業拡大を目指している。

東京の「とくし丸」の拠点~(株)よしや 移動販売係
〒173-0016 東京都板橋区中板橋16-10
35.756201927303294
139.69803139563737
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