「問題、なぜ山…」ピコーン！「マロリー」「正解」。何を言っているかおわかりだろうか？これは、早押しクイズの世界においてベタ中のベタと呼ばれる頻出問題とその正解である。問題を最後まで読み上げるとこうである。「『なぜ山に登るのか』との問いに、『そこに山があるから』と答えたエピソードで知られるイギリスの登山家は誰？」。そして正解は（ジョージ・）マロリーとなる 私は、幼少の頃より知識を得ることが好きで、その知識を発揮しさらに知識を増やすことが出来るクイズ番組が大好きだった。高校時代には憧れだった“高校生クイズ”に挑んだが地区大会の一問目で敢え無く惨敗。何とかクイズ研究会のある大学に入りたかったが、雑学以外何のとりえもない頭ではそういった大学に入ることもかなわず、それ以来クイズからは離れていた しかし、最近になってあるマンガと出逢ったことで再び私の中のクイズ熱が燃え始めてきた。高校のクイズ研究会を舞台にしたその本に出逢い、私はかつて憧れていたクイズの世界の一端に触れることが出来た クイズは新たに難しい知識を習得していくのはもちろんだが、いかに冒頭の問題のような頻出問題（通称ベタ問）を素早いタイミングで押せるかという点が重要になる。ベタとはいえ、一般的にはかなり難易度の高い問題。これは、過去問の反復勉強と早押しの練習によるものである。競技クイズは単なる知識披露大会なんかではない。運動が決して得意でなくとも、知的好奇心と競争欲があればできるスポーツだ。 社会人になり一年。まずは趣味として、またすこしずつクイズの勉強をしていきたいと思っている。そしていずれは、競技の舞台にも立ってみたい では、最後にベタな一問を。「どっどどどどうど…」。ここで早押し。この後の問題文を推理して答えてみてください

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