駅から西側。平坦地が広がりますが、かつては巨椋池の湖底でした 駅は伏見区内ですが、ほんの50Ｍほど南へ進むと宇治市に入ります

この付近はかつて宇治川の分流内にあった蛭子島という島で交通の要衝として栄えました

神社の南側には北宇治中学校があります。北宇治「高校」は実在しませんが 中学校は実在します

今は何も痕跡が残っていませんが、かつて宇治川に囲まれた槙島には槙島城がありました 1573年に反信長を掲げて挙兵した足利義昭が籠りましたがあっという間に落城して京都から追放されたため、室町幕府終焉の地として知られます。ただし室町幕府では将軍が京都から追放されたり脱出することはよくあり、結果的にこの時点で幕府滅亡と評価すべきという説が大勢を占めているというだけです

ここはさすがに人為的に栽培されているのでしょうが、かつての巨椋池跡地では、眠りから覚めた蓮の種が発芽して花を咲かせることがよくあるそうです。大賀蓮のように蓮の種は２千年たっても発芽することがあるくらい長寿です

小倉地区の産土神である式内社です。小倉は巨椋池の南岸にあり伏見の弾正町、東一口と並んで巨椋池の漁業権を握って繁栄しました

巨椋神社付近は南北にのびる微高地になっており、かつては巨椋池に突き出た岬のような立地にあったことがうかがえます

巨椋神社本体よりも子供の守り神である摂社の子守神社の方が人気です。近くの交差点も「子守神社前」といいます

伊勢田の産土神である式内社です。かつて伊勢神宮の御料田があったことが地名の由来とされます

並木の下に参道が長く続きます。かつては広大な社域だったことでしょう

もとは穀物神である萬幡豊秋津姫大神が祭神でしたが、のちに伊勢神宮から勧請した天照大御神も祀るようになりました

ところどころ古い町並みが残ります。左の倉はおじさんの顔のように見えませんか？

さらに南へ進むと、突然町並みが変わりました。伊勢田駅からも5分もかからない交通至便な地域なのに、なぜ廃屋だらけなのかと不可解に感じながら歩きました

看板をみてはじめて気づきましたが、ここがあの有名なウトロ地区です。不勉強にももっと駅から離れたところだと思っており全く気づきませんでした

複雑怪奇な変転を経た末に、ようやく市営住宅やインフラ整備が進められつつあるようです

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