MK新聞の平成18年10月1日号、11月16日号を再構成したものです。

ＭＫでは2002年より毎年、英会話のスキルアップを図るために英国留学を行っております。 派遣者は英国で約１ヵ月間ホームステイをし、語学学校等で英語のみならず国際感覚、マナー、教養などを身につけます。2006年は京都ＭＫ・ハイヤー課の北野巧社員、柴田大輔社員、名古屋ＭＫの倉田英憲の３名が派遣されました

私は今回の英国留学に参加できたことを心から感謝しています。名古屋ＭＫでは初めてということで留学に関してはほとんど情報がなかったため、不安と戸惑いがありましたが、出発の９月８日が近付くにつれて、旅行前の期待感で心がワクワクしていきました ９月８日の早朝、京都ＭＫにて出発式を終えた私は、今回初めて会った北野さん（京都ＭＫ）と柴田さん（同）とともにスカイゲイトシャトルで関西空港に向かいました。途中、高速道路が渋滞で動かなかったため、奈良を経由したルートをとり、空港には出発１時間前くらいに到着しました。それからＫＬＭ（オランダ航空）より呼び出されて急いで出発手続きをして出発を待ちました イギリスへは途中アムステルダムを経由して行きます。約10時間半のフライトです。アムステルダムに到着し、ご飯でも食べようとカフェに向かいました ユーロは日本で両替してありましたが、使うのは初めてなので戸惑いました。サンドウィッチとコーヒーを買いました。日本のようなアイスコーヒーや缶コーヒーはありません。値段は約１０００円くらいなので高いなあと思いました イギリスには予定時刻よりも少し遅く着きました。ヒースロー空港でＭＫのようにプレートで歓迎を受け、なぜか愚痴っぽくいろんな話をしながら目的地のマーゲートに向かいました。車で約２時間かかるということなので、疲れからそのまま助手席で寝てしまいました 暗い中ホストファミリーの家に着くと、到着が大幅に遅れたため、その日はホストファミリーの娘さんとそのボーイフレンドが待っていました。次の朝、ホストファミリーと挨拶をして、これからよろしくということでお土産を渡しました 事前の情報ではチョコレートなどのお土産が喜ばれると聞いていましたが、まだ暑い時期だったので、私は畳地のスリッパを２足プレゼントしました

次の日、月曜日の朝８時30分に学校に登校すると、２Ｆの教室に集まるよう指示がありました。この学校はイギリスでは名門で、昔から外国人に英語を教えている専門学校だそうです 校長から学校のルールや治安について説明を受けた後、テストがありました。ＡＢＣＤ方式の文法と語彙のテストで、クラス分けのためのテストでした 私たち３人は同じクラスと思っていましたが、私は上中級のクラスになりました。どこでも同じですが、日本人の学生が７割を占めていました。他にスペイン、ロシア、スイス、韓国などの、英語を母語としていない学生が集まっていました 授業は日本のように先生が一方的に話すスタイルではなく、テーマに従って自分の意見を言ったりするグループディスカッションが中心でした 学生時代にアメリカに留学していたので、昔を思い出しながら、自分の意見をなるべく積極的にぶつけました。先生は初めはゆっくりと説明してくれましたが、そのうちに段々と速くなっていきました。 ２週間を過ぎた頃、学校は閑散期らしく、生徒数が20名くらいになりました。それからクラスが合併してレベルがより高くなりました。書く授業が多くなり、正直言って苦しかったです 学校は月～金曜日の午前中１時間半の授業、昼からは１時間の授業という形で進められました。初めのうちは天気が安定していたので外に出てみんなでランチを食べていましたが、天気がとても変わりやすくて段々と寒くなっていったのでコンピュータールームで食べるようになりました。コンピュータールームにはいつも学生がいて、各々の国の情報を検索していました 私の学生時代は情報がほとんど皆無だったので、そういう面では近くなったなあと感じました 金曜日は気の合った仲間同士が待ち合わせをして、パブによく行きました。ビールは日本より安く量も多いので、１杯で２時間ぐらい粘っていろいろな話をしました。日本人以外の学生はよく日本のことを知っていて驚きました。図書館には日本の漫画や本が数多くそろっていて、学校によく持ち込んでいて説明を求められました

１ヵ月があっという間に過ぎ、貴重な経験ができたことを改めて感謝しています。次に名古屋ＭＫで行きたいと考えている人がいれば、ぜひおすすめをしたいです。この経験を生かして自分自身の向上と会社のために貢献できるよう努力して参ります。ありがとうございました