恋志谷神社へ通ずることから恋路橋というロマンチックな名前で呼ばれます。 公募で選ばれたそうですが、ここを渡ってお参りすると願いごとがよくかなうとも。

沈下橋なので欄干もないちょっと怖い橋ですが、南大河原地区と駅を結ぶ地元の重要な生活路です

鎌倉幕府と戦うため京都を捨てて笠置寺へ籠った後醍醐天皇を追って、女官が遠く伊勢からかけつけてきました。しかし時すでに遅く、後醍醐天皇は捕えられ、病が再発した女官は「恋い焦がれ、病に苦しむような辛いことは自分ひとりで十分」と自害しました。 石鳥居はかの柳生宗冬が建立したとの銘文が残ります。

この小さな社殿が戀志谷神社です。あくまで天満宮社の境内摂社のひとつです。今では地図でも天満宮社をさしおいて戀志谷神社だけが記載されることが多く、近年出世した神社といえるでしょう 毎年4/2と9/2には恋愛成就を祈る大祭が催されます

やや古い資料にはご利益は単に病平癒とされており、恋愛成就が追加されたのはおそらくかなり最近のことではないでしょうか

メインの天満宮社はピッカピカです

まだ完成して１年もたっていません 拝殿は天井板がない形式です

1919年に運転を開始して以来まもなく100年を迎える現役のレンガ造りの建物です 「日本の近代化遺産―現存する重要な土木建造物2800選」に選定されています

さらに「全国の建物約2000棟」にも選定されています。ただし「全国の建物約2000棟」で検索しても大河原発電所しか出てこないので詳細不明です

伊賀川とも言われる木津川本流と名張川の合流地点で「夢絃峡（むげんきょう）」といいます。ただし取水堰堤のせいで峡谷感はあまりありません

大和国司である絃之丞と名張郡司の娘である夢姫が悲恋の末に身を投げたという物語から来た名称です。古くからの名前ではありませんが、素晴らしいネーミングセンスです。 あの柳生十兵衛が謎の死を遂げた「弓ヶ淵」もこのあたりです。

堤高は６７ｍもあります。アーチ式なので見ごたえ十分です

重力式アーチダムとしては日本で6番目の規模です。全国でも12基しかなく、うち11基が1961～1974年に集中して造られています

手前が高尾地区、対岸が田山地区。明治22年の市町村制施行時には頭文字をとって「高山村」を構成しました

月ヶ瀬口の駅舎にも描かれている橋です

さすがお茶所の看板です。緑茶のカフェインで眠気もスッキリでしょう

名張川の河谷から坂道を上りると比較的平坦な集落に出ます。散村のように家の周囲に茶畑が広がる独特な景観です

300ｍ前後の高原上に茶畑が広がります

バブル真っ盛りの1987年に160億円を投じて作られた総合リゾートですが経営破綻し、2005年からアコーディアに買収されました

何とボウリング場まで併設されています

手入れが行き届いた美しい茶畑が広がります 田山と同じ縦畝は「空に向かってのびる」と形容されます

覆いで黒い畝、刈り取られたばかりで茶色い畝など、まるでパッチワークのような茶畑が広がります

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