御苑の桜の最後を締めくくるのは「出水の小川」のサトザクラです。4月中旬から下旬にかけて、関山や普賢象、御衣黄などが咲き乱れます。サトザクラは散り際には花ごと落ちるので、小川をたくさんの桜が流れてくる景色を楽しむことができます 小川沿いでは同時にヤマブキやキリ...

日本最大の花街として知られる祇園一帯は、桜の名所でもあります。特に白川沿いは枝垂桜やソメイヨシノのトンネルとなります。 あまりの混雑のため町並みと桜が幽玄に照らし出される「祇園白川宵桜ライトアップ」が一時中止になりましたが、2019年から復活しました。ただし2020...

琵琶湖疏水の一部である蹴上インクラインは、今では桜の名所として知られています。傾斜鉄道跡に沿って約90本のソメイヨシノなどの並木が続きます。もちろん線路内に入ってもＯＫなので、先人の偉業に思いをはせつつインクラインを散策してはいかがでしょう

古くから数々の和歌に詠まれてきた景勝地である広沢池。周囲はソメイヨシノの並木で囲まれており、湖畔の桜を楽しむことができます 池のため、水面に落ちた花びらは流されることなく吹き寄せられ、風下の湖岸付近はピンクで覆われます。4月下旬のカスミザクラまで結構長い間開...

京都最大級の桜並木といえば、三川合流部の背割堤。実に1.4ｋｍにわたって220本の桜並木が連なる光景は壮観です 2017年には新たに展望塔である「さくらであい館」がオープンし、25ｍの高さから桜並木を一望できるようになりました。開花期間中は各種イベントも実施され、今大注...

3月の河津桜から始まり、4月上旬に多宝塔を取り囲むように咲くソメイヨシノ、4月中旬に一切経蔵前で左右に枝を広げる八重紅枝垂桜と次々に開花します。本堂、仁王門、多宝塔、一切経蔵などをバックに眺めるのがお勧めです

毎年4月第2日曜日に京都三大奇祭のひとつである「やすらい祭り」が行われます。赤毛・黒毛の鬼たちが笛や太鼓のお囃子に合わせて、長い髪を振り乱しながら踊ります。 花の霊を鎮めることで無病息災を祈る祭りで、桜が散る頃に行われるようになった、桜と非常に縁の深い祭りです。

春日局ゆかりの「たてかわ桜」で知られる真如堂。しかし代替わりによりまだまだ主役と呼ぶには物足りません 今の主役は三重塔の横の枝垂桜でしょう。下から枝垂桜ごしに見上げる三重塔の景色は見事です。境内はソメイヨシノやヤマザクラなどで彩られます

観光スポットがひしめく宇治は平等院だけではなく、宇治川の両岸にまたがる宇治公園や、四季を通じて花の美しい恵心院など桜スポットもたくさんあります。まとまったエリアにあるので、あじろぎの道やさわらびの道を使って半日程度で回ることもできます。 宇治公園は再整備が完...

2006年に13ｍの枝垂桜の大木「不二桜」が移植され、一躍桜の名所の仲間入りした東寺 駐車場側から見ると、55ｍの五重塔と不二桜が背比べするかのように並び立つ景色を楽しむことができます。他にもソメイヨシノも多くあり、建物とあわせて色んな角度から楽しむことができます。...

明治時代を代表する作庭家である7代目小川治兵衛が設計した公園です。何と言っても中央の「祇園枝垂桜」が有名で、間違いなく京都で最も有名なサクラでしょう。一時はかなり衰えが目立ちましたが、近年は元気を取り戻しつつあります 大人気の花見スポットのため、場所取りで夜...

三門から方丈にかけてのエリアにヤマザクラやソメイヨシノが植えられており、三門の上からは海のように広がる桜の花を眺めることもできます。「絶景かな、絶景かな」と言わずにはおれません。桜が散り始めた頃には美しいモミジの新緑を楽しむこともできます

古くから桜の名所として有名な醍醐寺ですが、中でも霊宝館の枝垂桜は今や京都で最も人気のある桜といってもよいでしょう。中でも幅30ｍはあろうかという醍醐大しだれ桜は、圧倒的な存在感です。霊宝館の所蔵品も超ハイレベルで必見です。京都最大・最古とされたソメイヨシノは...

地蔵禅院の桜は何といってもロケーションが最高です。木津川を見下ろす高台に位置し、桜の向こう側に町並みと青空が広がるという他ではなかなか味わえない景色を堪能することができます 京都府指定天然記念物の枝垂桜は祇園枝垂桜の姉妹ともいわれる古木で、桜だけでも見ごたえ...

京都市内唯一の天守閣である「伏見桃山城」。築50年余りと、歴史的建造物でも何でもありませんが、やっぱり天守閣と桜は絵になります。この景色が見られるのは京都でもここだけです。

桜の園や清流園など、城内には50種380本もの桜があり、中でも八重紅枝垂桜や太白が有名です。早咲きの寒緋桜などもあるので長い間桜を楽しむことができます 3/21～4/14には「二条城桜まつり」が開催され、夜間にはライトアップも行われます

疎水を手前に、平安神宮大鳥居や国立近代美術館、京都市美術館をバックに従えた見事なソメイヨシノの並木が楽しめます 春には十石舟での遊覧も楽しめますが、休日の当日券は長蛇の列なので、可能であれば事前予約をお勧めします あわせて隠れた名所である武道センターの枝垂桜...

室町時代から記録が残る古い品種である「普賢象」。千本ゑんま堂の普賢象は、足利義満と後小松天皇が感嘆したと伝えられています。全く別系統のヤマザクラ系の二尊院普賢象もあるので、比べてみましょう 毎年4月第3土曜日（2019年は4/20）には「普賢象桜の夕べ」が開催されます

真宗仏光寺派本山の仏光寺は、浄土真宗寺院には珍しく桜が咲き乱れます。四条界隈からも近い立地にありながら知名度の低い穴場です 境内には京都造形芸大がコラボし、2014年にオープンしたショップ・カフェ「D&DEPARTMENT KYOTO」があります

秀吉の花見で有名な醍醐寺は、京都を代表する桜の名所です。境内は見事な桜で埋め尽くされます。 4月の第2日曜には秀吉の花見を再現した「豊太閤花見行列」が盛大に開催されるので、天下人気分を味わってみましょう 近年大人気の霊宝館は別の記事で取り上げます