山城総合文化センター。 ホールや図書館など、旧山城町の文化拠点。

センター前には三角縁神獣鏡の拡大レプリカが設置。

図書館の一角には特別展示室が設けられています。 普段は消灯されているので、貸出窓口で職員に声掛けをすると点灯してもらえます。

町内にある椿井大塚山古墳では、1953年に当時最多となる32面もの三角縁神獣鏡が出土しました。

レプリカではありますが、出土した32面すべてが展示されています。

訪れる人は少ないようですが、立派な展示室です。

山背古道に設置された看板。古墳へは少しわかりにくいルートです。 地図のとおり、ＪＲ奈良線がど真ん中をぶった切っています。

このとおりです。右が前方部、左が後方部です。 今では全く考えられないようなところに線路を敷いています。 三角縁神獣鏡はこの線路の拡幅工事中に偶然発見されたため、線路がなければ発見されなかったのかもしれませんが、これだけの古墳ですからいずれは発掘調査が行われ、発見されたことでしょう。 それより工事によりさらに重大な遺物が破壊されてしまっていたかもしれないという点で問題です。

前方部です。 周濠部分もぬかるみとして残っています。

全長175ｍに及ぶ古墳時代前期の古墳

木津川河谷平野が一望できます。 かなたに見えるのは生駒山です。

竹林に覆われた林道を少し登ります。

とても千本はありませんが、鳥居群があらわれます。

本殿の鳥居前には駐車スペースがあり、車を横付けできるようになっています。 車での参拝には非常に便利でしょうが、ここまで露骨なのはあまり見かけません。

鳴子川の上流へと向かいます。 ところどころに御茶畑が広がります。

山あいに広がる神童子の町並み。 苔むした立派な石垣の民家。

北吉野山ともいわれ、修験道の拠点として栄えた神童寺。 マイナーな寺院ですが、かつて長野県の中学校では修学旅行で訪れたそうです。

本堂奥の高台にある宝物館。なかなか見ごたえある仏像が並びます。 天弓愛染明王像をはじめ、ほとんどが重要文化財という豪華さです。仏像好きな方はぜひ訪れるべきです。 手前には修験寺院らしく護摩の跡があります。

宝物館前から見下ろす神童子の町。 狭い山あいに民家が密集しています。平地から行くと、山奥に忽然と現れる感じです。

神童子集落の最奥部にある神社です、 本殿は金刀比羅宮であり、北野天満宮系列の天神信仰による名称ではありません。もとは修験道の神仏をまつっていたようです。

重文指定。 南山城地域には本当に多くの十三重石塔があります。

天神社からさらに進むとやがて未舗装路となり、桜峠に達します。

桜峠を越えると、旧加茂町です。 時折茶畑が広がります。

いちおう車も通れるようですが、かなり荒れているので注意してください。

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