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英国語学留学報告(2014.9-10 高本仁斎 社員)
上賀茂営業所の高本仁斎(ひさよし)社員は、2014年にイギリスに語学留学に派遣されました。 志望動機、学んだ内容、学校生活、友人との出会い、今後の抱負についての報告です。
  • 行先 :イギリス・ポーツマス
  • 期間 :1ヶ月(2014.9/13~10/12)
  • UpdateDate : 2017-05-15 17:10:20
    Author : ✎ MKタクシー


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    MK新聞の平成26年10月1日号、平成27年2月1日号を再構成したものです。
    MKの海外研修制度
    MKグループでは平成4年より毎年、英国留学を行っております。 英国で約1ヵ月間ホームステイをしながら、語学学校に通い、英語・国際感覚・マナー・教養などを身につけます。 今年は京都MK伏見営業所の井上睦久社員、上賀茂営業所の桂伸隆社員、高本仁斎社員、ハイヤー課の巻木茂徳社員、札幌MKの蝦名聡社員、神戸MK芦屋営業所の藤井辰弘社員の6名が9月13日に出発。去る10月12日、研修を終えて帰国いたしました。
    出発直前インタビュー
    留学を志望された理由は?
    英語力向上のためです。特にリスニング力の向上とイギリス英語の習得したいと思います。
    左から、藤井社員、桂社員、井上社員、巻木社員、高本社員、蝦名社員
    出発が近付いてきましたが、今の気持ちは?
    期待と不安の入り混じった複雑な心境ですが、失敗を恐れず何事も積極的に取り組みたいと思います。
    最後に意気込みを一言
    とっさの一言がすぐ英語で言えるように、また、できれば英語で物事を考えるようになって帰ってきたいと思います。 帰国後は、海外からのお客様のご案内をさせていただければと思います。
    ESD(英会話ドライバー)担当の職員と
    海外研修レポート
    今回の英国留学に参加させていただき光栄に思うと同時に、MKの皆様に大変感謝いたします。 英国留学に際して不安もありましたが、家族の後押しと、これから海外からのお客様を英語でご案内できるようになりたい気持ちが高まり、今回の英国留学に応募させていただきました。 以前(と言っても25年以上前)にアメリカのカリフォルニア州サンノゼに駐在員として住んでいたことがありましたが、ここ数年間英語を使う機会がほとんどなく、英語力がどんどん錆(さ)びついてきているのを感じておりました。 この英国留学中は可能な限り外に出て、英語を聞き話す機会を持つようにしました。
    2人暮らしの ホームステイ
    9月13日(土)の午前の便で関西国際空港を出発し、翌日14日(日)朝にヒースロー空港に到着しました。 フォード社製10人乗りバンタイプ車で迎えに来ていたドライバーさんと無事お会いし、我々6人はポーツマスのホームステイ宅まで順番に送り届けていただきました。 私のホームステイ宅は70?歳(お年は詳しくは聞きませんでした)のアリスお母さん一人暮らしのお宅ですが、アリスお母さんとお友達(ボーイフレンド?)と2人で私を迎えてくれました。 このお友達は元英国海軍の兵士で、日本の横須賀に1週間ほど滞在していたことがあるとイングランド北部訛りの英語で言っていました。 今回の留学期間中、この家でのホームステイスチューデントは私だけで、このお友達が時々来るのと、結婚して近くに住む娘さんが子どもを連れて来るとき以外は、私と、きれいなブリティッシュイングリッシュを話すアリスお母さんの2人暮らしでした。
    アリスお母さんと
    OpenMatome
    英語を本気で学ぶ
    9月15日(月)朝、前日にアリスお母さんに教えてもらったとおりに学校に行って届け出を済ました後、すぐにテストがあり私は同じ上賀茂営業所の桂さんと同じクラスになりました。 昼はこの日からこの学校に来ることになった世界各国の生徒たちと、近くのガンワーフキースというショッピングモールのファーストフード店に行って昼食をとりました。 この中の数人は3週間の語学学校で最後まで同じクラスでした。 午前中のクラスはスペインからのマニュ、クェートからのハディー、フランスからのルーシー、そして日本からの桂さんと私の5人でした。 こちらでは、先生も含めみんなファーストネーム(もしくは愛称)で呼びます。ちなみに私はヨシ、桂さんはノビと呼ばれていました。 みんな陽気で初日から早口な英語でどんどん話してくるのが驚きでした。 担任はおばさん(失礼しました!)のジャッキー先生で、毎週金曜日の確認テストの際にホストファミリーや学校生活、英語の学習状況等について色々と聞いていただきました。 この先生は文法、語彙や発音、文章を読む際の抑揚、速読など幅広く英語について講義をしてくれました。 英語を母国語としない人に、うまく英語の本質を理解させる能力に長けているなと感心しました。 午後の授業は慣用句、熟語やそれらを使った会話などです。 午後は別々の先生の講義が2つあり、それぞれ生徒が増えたり入れ替わったりして違う顔ぶれの生徒と一緒に授業を受けました。 新しい顔を見るとすぐに笑顔で「あなたはどこから来たのですか?」と言い合って握手をし、ペアやグループになっていろんなテーマについて意見交換や会話の練習などを行いました。
    各国の生徒たちと
    OpenMatome
    ある日午後のクラスで各国の料理の話になったときに、私がお寿司やうどん、肉じゃが(私の大好物!)等の話をした際に箸の話をしました。 翌日、日本から持ってきた箸を学校に持っていき、使い方の説明をして学生達に消しゴムを待ち上げてもらったところ、これが大うけでした。 アジア系の生徒以外は、ほとんど上手く消しゴムを持ち上げることができません。ある生徒(クェートから来た女性)は初めて使う箸で何度持ち上げようとしても上手くいかず、最後に何とか消しゴムを持ち上げることができたときは、大喝采でした。 午後のフランキー先生はかなり早口で授業を進める先生で、はじめは半分も内容が理解できない状況でした。また、突然課題のテーマについて意見を求められしどろもどろの返答をしたり…。 しかし、回数を重ねる毎に早口の英語に耳が慣れてきて、後半の授業では先生の話している内容はほぼ聞き取れていました。 早口でしたが授業で使った表現や単語、そして取上げていたテーマについて詳しく話してくれていたのです。 ある日の授業で各国の挨拶についてのテーマの際に、欧米各国の人たちは頬にキスを何回するとかキスをする順番があるとの話になりました。そして、日本人は(頬に)キスをしないし好ましいとは思っていないようだ、キスの代わりにお辞儀をすると先生が言ったことがありました。 そのとき、私は思わず「お辞儀は最良の挨拶方法です。なぜなら、相手がかなりひどい風邪をひいている時でもお辞儀なら全く安全です」と言うと、「なるほど、そうだ。君は正しい」とそのとき風邪気味のフランキー先生は笑顔で答えてくれました。
    フランキー先生(右から3番目)と生徒たち
    OpenMatome
    ここでは政治的、民族的な話題をうまく避けながら各個人の意見をどんどん発言させるよい雰囲気がありました。 そして、3週間の学校生活の締めくくりに日本のMKから来た我々6人がここで学んだと言う証を残すためにも、最後の修了証授与式で何かしようかと話し合いました。 そして、その日、札幌、神戸、京都、各地の名所や魅力等についてそれぞれ英語でスピーチし、学校と先生、世界各国の生徒たちへの感謝とお礼の言葉を述べ、「日本を訪れた際は、是非MKを利用してください」と締めくくりました。 3週間の語学学校の生活は語学を学ぶためには短かったかもしれませんが、世界中から英語を本気で学ぼうとやってきている色々な国の色々な人たち(私の娘、息子と同じくらいの歳の人から妻子を残してはるばる英国へやってきている人まで)の中で全く同じ立場で厳しく、そして楽しく英語を学べたことは本当に有意義であったと強く感じました。
    語学学校での修了式後
    OpenMatome
    イギリスのタクシー事情
    ポーツマスでタクシーを利用した際、ここのタクシー業界の景気と、長距離のお客様をお乗せすることがあるのか聞きました。 タクシードライバー歴4年の黒人の運転手は「あまりよくないし、長距離はごくまれ」とのことでした。 そして、「会社に週300ポンドの経費を払わないといけない」と同情を求めるような口調で言っていました。 ただ、少し暑いくらいの正午近くの時間にエアコンをかけず窓をほぼ全開で、お世辞にもきれいとは言えない車内、そして少しぶっきらぼうな態度ではあまりお客様も乗りたいとは思わないだろうなと感じました。 乗車時の挨拶と降車時の「ありがとう」があるだけでも状況が随分と違ってくるかもしれないと思いつつ、このタクシーを降りました。 ロンドンでもタクシーを利用しました。いわゆる黒色のロンドンタクシーです。 雨が降っていたのとちょうどお客様が降車したタクシーがあったので、それに乗ろうと思いました。 乗る前に今いる戦争博物館から大英博物館までの料金を聞いたら、白人の初老と思われるドライバーは「状況による」と不愛想な返答。 おそらく10ポンドぐらいだろうと見当をつけ乗り込みました。 車内は思ったより広くて対面で5人まで座れる構造でした。車内はきれいな印象でした。目的地の大英博物館に到着すると11ポンド弱で、チップを含めて13ポンド渡しましたが、「ありがとう」の言葉は聞かれませんでした。 もし仮に、ここロンドンにMKが進出したらこちらの業界に大旋風を巻き起こすかも知れないと思いながら大英博物館に入りました。
    File:London Cab.JPG - Wikimedia Commons
    念願のパリで フランス料理
    3週間の語学学校での期間を終え、残りの1週間はイギリス国内で見聞を広める日帰り旅行を数回と隣国フランスへ行く短い旅を実行しました。 まず、ロンドンのお決まり観光コースは学校からの週末ツアーで行き、時間がなくて行けなかった戦争初物館と大英博物館見学は後日行きました。それと、ビートルズのレコードジャケット写真で有名なアイビーロードにも行きました。 そして、今回の英国留学中にどうしても実行したい計画がありました。それは、フランスのパリへ行きフランス料理を食べて帰ってくることでした。 この計画をMKから同行のメンバーに話したところ、伏見営業所の井上さんと神戸MKの藤井さんが参加したいとのことで一緒に行くことになりました。 語学学校期間中にアリスお母さんから徒歩10分ほどにあるフェリーポートからフランスのカーンへ行くことができるとの情報をいただき、便数や発着時間、料金などを調べました。 また、フランスのカーンに到着してからの列車の発着時間、料金なども調べ、フランスから来ている数人の生徒にも聞きまくりました。 そうこうしている内にフランスから来ているクラスメートのルーシーが「カーンに行くんなら絶対モンサンミッシェルに行った方がよい」としきりに勧めるので、そちらにも行くことを決心しました。 スケジュールの調整をしてみたところかなりの強行スケジュールで時間が超タイトなものとなりました。 4週間目の日曜日の夜にポーツマス港から夜行フェリーでフランスのカーン向かいました。 本当はモンサンミッシェルに行くならサンマロの方が便利なのですが、パリでどうしてもフランス料理が食べたくてカーン経由にてパリに行くことにしました。 パリで1泊して翌日モンサンミッシェルに行き、3時間半ほどの滞在で引き返し、バス・列車を利用してカーン駅に戻り、再び夜行フェリーでポーツマスに戻る超強行日程です。 この旅行では英国ではもちろん、フランスでもチケットの確認から購入まですべて英語のみで行いましたが、何とか無事に帰ってこれました。 パリではモンマルトルの丘の街中の小さなホステルの3人部屋に95ユーロのお安い値段で宿泊できました。 そして、宿から歩いて3分ほどの小さな感じのよさそうなレストランに入り、私の最大の目的であるフランス料理をいただきました。 3人で前菜、メイン、デザーの計9品と赤ワインボトル1本で、チップ込み合計120ユーロとこちらもリーズナブルな値段でした。 初めて食した大きなエスカルゴはこんがりとほどよく焼けていて、ほんとに美味しく感じました。 メインの肉(鴨、牛、鶏)はどれもしっかり味付けされており美味しく(私は食通ではありませんのでこんな乏しい表現しかできません、本当に申し訳なく思います)いただきました。 また、量が多く、さすが大柄の欧米人の胃袋はこれくらいでないと満足できないのだろうなと思いました。 全ての料理を3人で「回し食べ」しましたが、フランス産の赤ワインはどの料理との相性もよく本当に幸せなひと時を過ごしました。
    パリ凱旋門前にて
    OpenMatome
    そして、早朝の7時4分パリ発のTGVに乗り込み、レンヌ駅到着、20分後に出発のツアーバスに乗り、無事フランスの誇る世界遺産モンサンミッシェルに到着しました。 1300年前から始まる古い歴史を持つこの修道院は海岸の「岩山」の上に建てられ、村は修道院の下から海岸へと発達していき、現在の姿になったとのことです。また、英国との100年戦争のときには不落の強固さを見せたそうです。 モンサンミッシェルから帰りのツアーバスに乗り込み、レンヌ駅から列車でカーンへ、10分ほど遅れて到着しましたが、何とかタクシーでフェリーポートへ辿りつき、無事フェリーに乗船して翌朝ポーツマス港へ帰ってくることができました。  今回の旅行はかなりの強行軍でしたが、私があえてこれを計画し実行したのは無事に帰ってくることは当然ですが、異国フランスで英語しか頼るすべのない状況でこの旅をして見たかったのです。 実際、英語で気持ちよく応じてくれたタクシーの運転手や本当に流暢な英語を話す若いフランス人女性、アメリカ・ミシガン州からの老夫婦旅行者と列車で同席したり、達者な英語を話すホステルの従業員、夜の雨の中モンマルトルの丘の麓の地下鉄の駅までの道筋を英語で親切に教えてくれたカフェーの従業員など数多くの出会いがありました。 これらはすべて英語という共通の言語があったための出会いでした。
    フランスの誇る世界遺産モンサンミッシェル
    OpenMatome
    ポーツマスへ帰ってきたその日の朝、私はホストファミリー宅へ寄り大きな荷物とアリスお母さんへのお土産(フランス産赤ワイン)を渡し身軽になってすぐ、ホストファミリー宅を後にしました。 イギリス国内で最古の世界遺産で、謎の巨石群遺跡のストーンヘンジとソールズベリーの街を見に行くためです。 ポーツマス駅から電車で1時間半ほどで、ストーンヘンジバスツアーの起点のソールズベリー駅に到着。4500年前に築かれた巨石のストーンサークルは、誰が、どうして、どのようにして造られたのか完全には判明していない謎多い遺跡です。
    英国の世界遺産ストーンヘンジ
    OpenMatome
    また、マグナカルタのオリジナルの内の1枚があるソールズベリー大聖堂にも行きました。 この歳で、これらの貴重な経験をさせていただき、本当にMKの皆様に感謝いたします。英語を学ぶということの難しさと楽しさを再認識させていただきました。 富士山や富岡製糸工場の世界遺産登録、2020年の東京オリンピック開催など、今後更に日本が世界から注目される中、京都の存在がより一層クローズアップされることになるでしょう。 そして、これからますます増える京都を訪れる全世界のお客様を気持ちよくお迎えできるよう、MKドライバーとして日々努力していく決意を新たにいたしました。
    ソールズベリー大聖堂
    OpenMatome
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