1904年から1971年まで京都府庁の本館として使用されてきた建物です。役の官公庁建築として 日本最古のもので、重要文化財にも指定されています。 中庭の枝垂桜は円山公園の枝垂桜の孫にあたり、開花に合わせて春に観桜祭が開催されます。

有栖川宮家の屋敷は宮家の東京移住後、現在の場所に移築され京都地裁の所長官舎として使われてきました。 2008年に隣接する平安女学院が購入し、「有栖館」と名前を変えました。 通常は大学の施設として利用されていますが、毎年春と秋には特別公開されます。 書院造の主屋や小川治兵衞作庭の庭園を観覧することができます。

整った樹形の美しさは京都でも随一といってよい枝垂桜で知られます。決して観光寺院ではなく、知る人ぞ知る存在でしたが、最近はこの枝垂桜目当てで多くのカメラマンを見かけるようになりました。

聚楽第裏門を移築したと伝えられる妙覚寺大門前には、美しい枝垂桜があります。門前の上御霊通は普通の生活道路なのですが、開花期は道行く人が皆足をとめて桜を眺めていきます。京都では隠れた名所であっても、カメラマンの姿をよく見かけますが、ここでは車道からしか取れないこともあってあまり見かけません。

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