四季を通じていろいろな花が咲き乱れる智積院ですが、やはり紅葉は別格です。名勝庭園の紅葉も実に見事なものですが、無料エリアにもいろんなところに紅葉の見どころが点在していますので、境内をぐるっと回ってみましょう。

紅葉で非常に人気のあるお寺です。拝観料は1,000円もしますが、境内全てが紅葉に覆われた圧巻の景色が堪能でき、十分にその価値があります。ライトアップ時は、ディズニーランドもびっくりの長蛇の列ができるので、時間配分には注意しましょう。

曹源池庭園の紅葉は京都でもトップクラスの美しさです。昼間はものすごい人で混雑するので、紅葉シーズン限定の早朝拝観がおすすめです。7：30の開門直後であれば、いつもと比べてびっくりするくらい静かな紅葉を味わうことができます。

桜で有名な仁和寺ですが、秋が最も色彩豊かな風情を味わえます。特に五重塔を借景として取り入れた御殿の北庭は溜息がでるような美しさです。あまり混み合わない仁和寺は、秋こそお勧めです。

小倉山から保津川、京都市街、東山などを大胆に取り込んだ雄大な庭園です。園内を歩くと、枯山水から苔の絨毯、大パノラマと息もつかせず景色が移り変わっていきます。寝殿造、書院造、書院造を複合させた大乗閣など、周囲の景色に見事に溶け込んだ建築も多くの見どころがあります。

宇治といえば平等院は絶対に外せません。特別に紅葉の名所というわけではありませんが、各地に点在している紅葉を味わうことができます。アニメ「響け！ユーフォニアム」の聖地があちこちに見られる「あじろぎの道」もあわせて紹介します。

京都に紅葉が有名な寺社はたくさんありますが、東福寺ほど紅葉に特化した寺社は他にありません。その昔、修行の妨げになるとして境内の桜をすべて切ってしまったという話が残っているほどです。実際、桜のシーズンの東福寺は閑散としています。それだけに紅葉の素晴らしさは今更言うまでもありません。

以前は「拝観志納」の竹筒が設置されてあるだけの素朴なお寺でしたが、最近は紅葉シーズンには拝観窓口が設けられます。もはや穴場とは言い難いでしょうが、それでも東福寺の大混雑と比べたら随分人は少ないです。枯山水の「波心の庭」ですが、雨のあとに運がよければ池泉庭園に衣替えしたところを見ることができます。

あまりにも石庭が有名ですが、紅葉シーズンは鏡容池庭園の方がお勧めです。紅葉した木々が水面に写る景色は息をのむ美しさで、浄土の風景を思わせます。西側の頭上を覆うモミジのトンネルも必見です。

境内全体がモミジで赤・オレンジに彩られ、さらにイチョウの黄色や松の緑とが合わさることで錦のような景色が楽しめます。特に優美な三重塔との取り合わせが見事です。境内は朝から開放されており、奥の方でつながっている金戒光明寺とあわせての散策がお勧めです。吉田神社もあわせて紹介。

10/16～12/15までの2ヶ月間の193スポット計413件の紅葉情報から、樹種別の情報件数ランキングです。注目は2位以下がどうなっているかという点です。なお単に「紅葉」や「モミジ・イチョウ」などの連記は除いています。

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