本日ご紹介するのは、京都市山科区にある勧修寺（かじゅうじ）です。 京都駅からJR・地下鉄を乗り継ぎ、約30分で到着です 勧修寺は、およそ千年前に醍醐天皇によって創建されたお寺です。 見どころは、桜や紅葉の時季はもちろん、睡蓮やツツジなどの花々、平安時代の面影を残す庭園、水戸光圀（別称：水戸黄門）寄進と伝えられる灯篭です

門をくぐると、インターフォンボタンがあります。 このボタンを押すと、勧修寺の説明を聞くことができます。なんとも昔懐かしいボタンで、門付近に響き渡る音声ガイドは、アットホームな感じが漂いました。

国歌の中に出てくる、さざれ石です。八千代の感覚をどうぞ、とのことだったので、パワー石に触れているような気持ちでたくさん触わってきました。

新緑と紅葉のコントラストが綺麗ですね

この灯篭は、かの有名な水戸黄門様のデザインで「勧修寺型灯篭」です。 書院近くにはハイビャクシンという植樹によって覆われている灯篭もあるようですが、こちらは観音堂がバックに見える場所に位置する灯篭です。 新緑を背景に観音堂と灯篭が入るこの位置は、大変趣があって、写真を撮るのに絶好な場所だと思います！ （この写真は、個人的に銀閣寺と少し雰囲気が似ているように思ったのですが、どうでしょうか）

梅花の幹です。数百年の自然の造形美である老梅はこの勧修寺だけだとか。「伏した竜の形」といわれており、確かにそう見えなくはないので、驚きです。 ちなみに、この梅花の幹は、親・子・孫の幹があり、時の経過を楽しむことができます。

池泉庭園の一部、氷室の池です。 池周辺は新緑に包まれ、池にはわずかに咲いていた蓮とちょうど見頃の杜若が取り囲んでいました。 池の近くにあるベンチの上からは、藤のお花も覗くことができ、池泉庭園は高貴な雰囲気のある場所だという印象を持ちました。 ベンチには鳥の観察のための双眼鏡もあるので、ゆっくりと鑑賞することができます。 ちなみに、この写真の真ん中に映っている島は、琵琶湖から帰ってきた水鳥が羽を休めるお宿だそうです。 鳥のさえずりだけが聞こえたのは、GW最終日の最中とは思えないほどの静かな空間で（境内でもちらほら人に会う程度でした！）、とても贅沢なひとときでした。

池から出口に向かう道にも、椿やツツジのお花が咲いており、また雷の影響で真っ二つに分かれたといわれている大木もあり、最後まで見飽きないところでした。 みなさまもぜひ勧修寺に足を運んでみてください ●勧修寺【拝観料大人400円】 JR京都駅⇒JR山科駅（乗り換え）地下鉄東西線山科駅⇒地下鉄小野駅⇒徒歩約5分 ○勧修寺から隨心院門跡へ 徒歩約10分

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