まず訪れたのが、四条通りをずっと西へ、松尾大社まで行く手前にある、この梅宮大社です！ 日本最古の酒造の神の神社ですが、子授・安産の御利益で有名な神社であるのです！ 檀林皇后（嵯峨天皇の后）がこの梅宮大社に祈願し初めて皇子をもうけたそうで、それ以来子授けや安産の神として信仰されたそうです。 その名の通り、梅の花がシンボルであり、現在約35種550本の梅が境内全域に植えられているそうです！今から春が待ち遠しいですね!(^^)! 梅以外も四季折々楽しめる花を見ることができます！

入り口付近には立派なゴヨウマツが

酒樽の上でお昼寝中のねこさん 両手で顔をぎゅっと隠しています なんて照れ屋さんなのでしょうか

これは別の日の別の猫ですが、こんな感じです。

「梅」と「産め」 なるほど～～～！

続いては善峯寺へ

桜や紅葉の名所で有名で、境内の各所から京都市街と比叡山を一望できます！！ こんな感じで・・・ 残念ながら比叡山は分からず… 京都市内のとんでもない渋滞もなく、もちろん人は多かったですがのんびりお寺巡り出来ました。

源算上人によって創建され、その後、後一条天皇から「良峯寺」の寺号を賜り、「善峯寺」と改められました。 青蓮院門跡から多くの法親王が入山したため、「西山門跡」と呼ばれていたそうです。 ちなみにご存じかもしれませんが、京都市西京区大原野の「善峯寺」、長岡京市粟生の「光明寺」、長岡京市浄土谷の「柳谷観音楊谷寺」を京都・西山三山といいますよ 善峯寺は応仁の乱によって焼失しましたが、徳川５代将軍　綱吉の生母「桂昌院」の寄進によって再興されました！

「遊龍の松」です！ なんと全長約４０ｍ！！樹齢約６００年のゴヨウマツです！ 「日本一の松」と呼ばれており、新日本名木100選または国の天然記念物にも指定されています。 以前は全長５０数あったようですが、松食い虫の被害により平成６年に１０ｍほど切ったようです

神戸震災の時に大きく崩れ落ちた阪神高速道路の高架から、落ちそうな所をギリギリ落ちなかったという観光バスの運転手さんが、当山のお守りを持っていたということから、「落ちない」にかけて、近頃の受験生に人気があるようですよ 紅葉がまさに見頃で本当に綺麗でした！ 境内を一通りゆっくり回って小一時間ほど☆ 傾斜がすこしきついところもありますが空気も澄んでいてとても気持ちよく、かなりリフレッシュされました

ちょうど、特別寺宝展で「徳川・葵・元禄桂昌院ゆかりの品々」が無料で行われていたので見に行ってきました！ ところでところで、娯楽時代劇に登場する桂昌院は、子の五代将軍徳川綱吉と共によろしくないイメージで描かれることが多いですが・・・ 桂昌院は非常に仏教に対する信仰心が深く厚い方で、この善峯寺をはじめ応仁の乱で焼き払われ、再建不可能と言われた数々の大寺院の復興事業や寺院建立など、後の世に生きるわたしたちに、多くの大切な仏教遺産を残して頂きましたね。 彼女の権力を象徴する最も有名なお話が「生類憐れみの令」ですね。犬から始まり、猫や鳥、魚類・貝類・虫類などの生き物、さらには人間の幼児や老人にまで対象になったこの法令ですが、徳川綱吉に跡継ぎがないことを心配した桂昌院が、隆光僧正の「殺生を禁じて生き物を大切にすれば子が授かる。」の言葉を信じて綱吉に訴えかけたことが始まりです。悪政として有名ですが、現在の動物愛護法や児童虐待防止法などの基礎を作ったと言えば間違いではないかもしれませんね。 もちろん感じ方・考え方は人それぞれですが。

最後にカーンと鐘を鳴らして帰りました！

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