空車の場合に表示します。 「今ならこのタクシーに乗れますよ」ということです。 後述のとおりお客様が乗っていなかったとしても空車であるとは限りません。 古い機種の場合、「小型」と表示されるものもあります。

メーターを倒している状態を表しています。 お客様が乗車していても実車表示はない場合もあれば、（短時間であれば）乗っていなくても実車表示の場合もあります。

運賃を支払中ということを示しています。 もうすぐ空車になる場合が多いですが、既に次の配車が入っている場合などもあるので、空車になるとは限りません。 実車との違いは、時間距離併用制運賃が作動しないという点になります。タクシーは停車していても一定の時間が経過すると運賃が加算される時間距離併用制運賃が採用されていますが、支払中に運賃が上がることが無いようになっています。なお支払で走行しても距離分の運賃は加算されます。

時間制運賃での貸切中であることを示しています。 観光や冠婚葬祭でのご利用が主です。 距離に応じて運賃が決まるメーター運賃と異なり、時間に応じてい運賃が決まります。

お客様の元に迎車中に表示されます。 MKの場合は賃走、空車と並んでかなり頻繁に見かけます。 後述のとおり「迎車」表示とは意味が異なります。

休憩中や営業所への帰庫時などの回送中であることを示しています。 お客様は乗っていませんが、ご乗車いただくことはできません。

他の車両を助けに向かっていることを示した表示・・・というわけではなく、法的に「救援事業」という名称の運送を行っていることを示した表示です。 MKでは救援事業の一つである緊急の荷物輸送を行う場合があります。 めったに見ることがないであろうレアな表示です。

「外国人の方が、このタクシーに乗れるのかどうか不安げにのぞき込むことがある。なんとか『空車』だと伝えることはできないか」という声がドライバーより上がったため、日本語の「空車」の文字と英語とを併記する試作品をつくり、京都・滋賀で先行して約10台を走らせています。

このことは平成26年12月19日付の日経新聞朝刊にて全国的にカラー写真入りで取り上げられました。 記事では、国土交通省が全国でもこのような取り組みは初めてではないか、とコメントしています。

スーパーサインは大きく幕式とLED式があります。 ここで紹介しているのはほとんどが幕式で、英語併記型だけがLED式式です。 実はタクシー業界では既にLED式が主流となりつつあり、幕式をメインで使っているMKは珍しい部類に入りつつあります。 しかし、この幕式スーパーサインは構造が単純なだけあってなかなか故障しません。タクシー車両の寿命は（少なくとも営業車としては）4年程度ですが、スーパーサインは新しい車両に積み替えて壊れるまで使い続けています。 GPSなど必要な機器への投資は惜しみませんが、使えるものは故障するまで徹底して使い潰すエコな（？）会社なのです。 最新型のLED式スーパーサインには緊急時に「SOS」が表示される機器もあるそうです。

タクシー強盗に襲われた場合などの緊急時には「ＳＯＳ」という表示が出るようになっているものもあります。 もちろん車内からは見えません。

スーパーサインだけではなく、屋上表示灯（行灯）も赤く点滅し、周囲に緊急事態を知らせるようになっている。

昔はこんな実空車表示器（おそらくスーパーサインという用語はなかった）を使っていました。

空車の部分を倒すと運賃メーターが入りました。 今も運賃メーターを入れることを「メーターを倒す」と表現しますが、このタイプのスーパーサインが語源です。

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