桜の傑作を見にゆく~ 智積院
「MK観光ドライバーが誘う京都」シリーズ①。 159点ある国宝絵画のうち、唯一桜を主題とした絵画である「桜図」。 描かれた背景と使われている技法とは。
Update Date : 2016-08-16 11:27:22
Author : ✎ MKタクシー


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MKタクシーが車載している広報誌「MK新聞」 H18.3.1号より(一部追記あり)
桜の傑作 “うきあがる”「桜図」

八重紅枝垂桜【智積院】
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八重紅枝垂桜【智積院】
場所 : 智積院 花の名前 : 八重紅枝垂桜 撮影日時 : 2013年04月02日 開花状況 : 見頃 情報提供 : MKタクシー Place : Chishaku-in temple Flower : Double cherry blossoms Date : 2013-04-02 Status : Best to see Author : mk
桜前線到来。夜桜なら円山公園、紅しだれなら平安神宮、珍しい桜なら平野神社、遅咲きなら仁和寺……春は本当に忙しい!
ところで、桜を描いた傑作が東山の智積院にあることをご存知ですか。桃山時代の絵師、長谷川等伯の息子、長谷川久蔵による「桜図」です。金地に、今を盛りと咲き誇る八重桜が枝をのばし、隙間にしだれ桜のゆれる青葉。桜の持つ美しさが画面いっぱいに表現されています。
File:Cherry-tree.jpg
日本語: 『紙本金地著色桜楓図〈壁貼付九/襖貼付二〉』より「桜図」
English: "Cherry Tree" from Cherry and Maple, Color Painting of Gold-Foil Paper
Author : Bigjap

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智積院
en.wikipedia.org での使用状況
Hasegawa Kyūzō
“うきあがる”秘密 桜だけでない春の花
花は一つひとつがぼわんとうきあがってくるよう。そのボリューム感は「盛りあげ胡粉」という技法によるものです。白の顔料である胡粉にニカワを混ぜ、重ねて塗ることで花の部分だけ数ミリ厚みを加えています。また、胡粉は蠣殻が原料ですから光の加減で輝きを変え、自然光の下ではゆらめくようにも見えたといいます(現在は収蔵庫におさめられています)。  画面の片隅にはそっとタンポポとスミレが描かれています。春は桜だけではないーー自由な視点がのどやかさをさらに際立たせているように感じます。
注文したのは桜好きの秀吉
「桜図」以前で「美しい!」と思える絵は、あまりないのではと思います。城の障壁画は大名の権威を示すためであり、禅寺に残る水墨画は修行に通ずるものです。  では、誰がこのような絵を描かせたのでしょうか。答えは豊臣秀吉です。桜図はもともと三歳で亡くなった愛息・鶴松の菩提寺を飾るものでした。秀吉は無類の花見好き。「桜図」悲しみをいやすための絵でもありました。  父であり、現代でも障壁画家として名を残す長谷川等伯は「楓図」を担当しました。そちらも傑作です。
早世の天才絵師 長谷川久蔵
等伯が将来を嘱望した久蔵は、桜図を描いた翌年わずか26歳で亡くなりました。 鶴松の菩提寺の障壁画を担当するなど、永徳を失った狩野派を凌駕する勢いであった長谷川一門は後継者を失い、やがて消えていきました。 狩野派による暗殺説もささやかれています。
お花見がてら 近辺の史跡めぐりを
桜図を堪能したあとは戸外をめぐって本物の桜を楽しみましょう。前々号で紹介した豊国神社や秀吉が眠る阿弥陀ヶ峰など一緒にめぐってみてはいかがでしょうか。豊臣家滅亡のひきがねとなった鐘のある方広寺も智積院のすぐ近くです。
ソメイヨシノ【豊国神社】
場所 : 豊国神社 花の名前 : ソメイヨシノ 撮影日時 : 2014年04月02日 開花状況 : 満開 説明 : 豊臣秀吉を神として祀る豊国神社。ソメイヨシノが満開となり、一年で最も華やかな季節を迎えています。 情報提供 : MKタクシー Place : Toyokuni-jinja shrine Flower : Cherry blossoms Date : 2014-04-02 Status : Full bloom Author : mk

ソメイヨシノ【豊国神社】
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秀吉が愛児(鶴松)の菩提のため【智積院】
タイトル : 秀吉が愛児(鶴松)の菩提のため 種別 : なう 場所 : 智積院 撮影日時 : 2016年7月24日 おすすめ ポイント : 国宝の障壁画、名勝庭園、講堂の襖絵など 説明 : 天正19(1591)年に豊臣秀吉が愛児・鶴松の菩提のために祥雲禅寺を造営(普請奉行は加藤清正)。元和元(1615)年、徳川家康は当寺を妙心寺の塔頭・玉鳳院へ合寺。後を智積院に寄進し今日に至っている。 ①名勝庭園 利休好みの庭と伝えられ中国の盧山を模したもの。正面右側から奥の植え込みが祥雲寺時代(桃山時代)のもので名勝のポイントとなる。 ②障壁画(松に立葵図) 松は棄松を偲び、葵は魔を寄せ付けないことから棄松の死後の安穏を念じ、あるいは徳川家の家紋・三つ葉葵を豊富な松で圧倒する意とも云われているようだ。 ③講堂の襖絵 各部屋に田淵俊夫画伯の四季に応じた墨絵風の芒の絵や堂本印象の華やかな作品などが目白押しで見ごたえがある。 情報提供 : さくらがい
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